皆さん、こんにちは!「鉄BOX」管理人のNishimuraでございます。
鉄道ファンにとって、そして私たち鉄道模型業界に携わる者にとっても、寂しいニュースが飛び込んできました。約42年間、関西のジョイフルトレインとして愛されてきた14系欧風客車「サロンカーなにわ」が、2025年6月21日の「サロンカー晴れの国おかやま号」の運行を最後に、その長きにわたる運用を終えました。
そして先日、中間車5両が向日町へ、展望車1両が後藤へ回送されたとの報に接し、改めて一つの時代の終わりを実感しています。
ジョイフルトレインの草分け
1983年に登場した「サロンカーなにわ」は、まさに欧風客車の草分けとも言える存在でした。展望室を備えたマイテを思わせる車体、回転可能なリクライニングシート、バーカウンターやソファを備えた豪華な内装は、当時の私たちに「列車で旅をする楽しさ」を改めて教えてくれました。
その姿は、多くの鉄道ファンの心を掴み、各地でその雄姿をカメラに収めようと、多くの人が詰めかけました。私も業界に身を置く中で、この車両が走るたびに、どれほど多くの人をワクワクさせていたかを肌で感じてきました。
模型の世界でも特別な存在
もちろん、この「サロンカーなにわ」は鉄道模型の世界でも特別な存在でした。TOMIXからは何度も再生産され、私たちユーザーを楽しませてくれました。
展望車の美しい造形、そして室内灯を灯した時の豪華な雰囲気は、模型を通じて何度でも「なにわ」での特別な旅を体験させてくれるものでした。
レイアウトで走行させれば、それだけで豪華な旅の一コマを演出してくれます。特に、関西圏のレイアウトには欠かせない存在だったのではないでしょうか。
さようなら、そしてありがとう
運用終了は寂しい限りですが、42年という長きにわたり、走り続けてくれたことに感謝しかありません。これからも、私たちの思い出の中で、そして鉄道模型の世界の中で、その美しい姿は永遠に走り続けます。
もし、皆さんの思い出の中に「サロンカーなにわ」とのエピソードがあれば、ぜひXなどでコメントで教えていただけると嬉しいです。
最後に、長年の活躍に心からの感謝を込めて。
ありがとう、サロンカーなにわ!

ぼくも昔、阪和線・紀勢本線に臨時で走ったサマーイン白浜号に乗りました。



欧風客車という言葉も過去のものとなりそう…

